PPRの敷地内にも色々な種類の野生のランの花が咲きますが、今日はあまり見る機会の多くは無い、Chiloschista loheri、通称オオクモランが咲いていました。
クモランの仲間と言うと、Taeniophyllum属のランを指すことが多いのですが、今日ご紹介するChiloschista属はより大型になるのが特徴です。そのため、この仲間は総じてオオクモランと呼ばれています。
クモラン、オオクモランの特徴は何と言ってもその姿。
葉を持たず、根だけの存在で成長して行き、大きな木などに四方八方に根を伸ばし着生する姿はまさに蜘蛛のような形。成熟してくると、その真ん中からやがて花柄を伸ばして花を咲かせます。
この根は緑色をしていて、体を保持したり栄養分を取りこんだりする「根」としての役割だけではなく、光を浴びて光合成をする「葉」としての役割も持っています。
進化の過程の中で、葉と茎を退化させ、根だけの存在としてしまったのですが、その根に全ての役割を集約させてしまった、ある意味究極の節約家なのかもしれませんね。
山の中では全く見られず、ビーチなどの海岸沿いの大きな木の幹にしか生息せず、しかもどこのビーチにもある訳では無いパラオのオオクモランですが、花が咲くのも不定期で、その花を見るのは意外と難しい種類でもあります。
そのオオクモランが今日はトレッキングロードの入り口付近の海岸に生える大きな木の上で、涼しげに白い花を揺らしていました。
咲く時は一斉に咲くので、あちこちの木で見られています。
時々咲いている様なので、先日始めたPPRのガイドウォークで、運が良ければご紹介できますよ〜♪
上杉 誠
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