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2017年06月07日

パラオの蜻蛉(009) アオモンイトトンボ属の一種 Ischnura sp.

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アオモンイトトンボ属の一種はパラオの開けた止水域でよく見られる小型のトンボの仲間です。
流水域や森林内部などでは見る機会はありません。

目は緑で上側は黒くなっています。胸部は鮮やかな水色で背面は黒。尾部は背面が光沢のある黒で腹面がオリーブ色、先端の二節が鮮やかな水色の美しいトンボです。翅は全体的に透明です。
成熟した個体の雌雄差は余りありませんが、メスの胸部は若干色合いが薄くターコイズ色をしています。
また、メスの未成熟個体は全く違う色合いで、頭部、胸部がオレンジ色、尾部はオリーブ色の部分が広く見えるため、違った種類にも見えます。(写真二枚目)

飛ぶ速度は割合に緩慢で、少しすればどこかにとまってくれるので、観察のしやすい種類です。

本種は分類に混乱の見られる種類で、Ischnura torresianaとされる場合もありますが、未分類のパラオ固有種であるとの見方もあり、今後の研究が待たれます。
やっぱり研究者にはチャンスが沢山ありそうですね。

パラオのトンボシリーズはここで一旦の終了となります。
さて、次は何にしようかな〜。

Dragonfly of Palau 009



上杉 誠
Makoto UESUGI
posted by ネイチャーガイド at 09:40 | ネイチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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