海沿いに多い種類ではありますが、内陸の淡水域で見られる場合もあります。
中型のトンボですが、やや小さめで、鼻先から尾の先まで全てが赤いのが特徴です。
尾部の背面には黒い模様が入るものもいます。
翅は全て透明です。
飛ぶ速度は割りと速めで、縄張りを円を描くように周回します。
縄張りの中にある休憩場所は決まっているようで、とまるときはほぼ同じ場所にとまりますが、なかなかとまらないので、これまた写真には収め辛い種類です。
目視ではなかなか確認できないことが多いため、分布域はいまいち把握できていませんが、主にバベルダオブの海沿いからニッコーベイ辺りまでがパラオでの生息域になると思われます。
海でトンボ?と言う気もしますが、生き辛い海水域にも進出しているトンボにたくましさを感じます。
Dragonfly of Palau 004
上杉 誠
Makoto UESUGI